ヘキサタープを自作してみた!(製作編)
材料検討編に続き、いよいよ製作編です。
主なパーツは4つです。
(1)メインのパーツ
(2)斜めにカットしたパーツ×2
(3)メインポール接続用の補強パーツ×2箇所 表裏分
(4)張り綱接続用の補強パーツ×8 表裏分⇒最終的には6つにしました。
まずは、(1)のメインパーツの切り出しから。
幅3m×4mの生地を二つ折りにして、広げます。
リビングのソファーを除けて、スペースを空けました。
4mって家の中で広げると大きく感じるけど、フィールドではそれほどでもないんですよね。
型紙を作ってから、カットしようとも思ったのですが、二度手間になってしまうので、直接生地にラインを引きました。
裁ちばさみで、カットしました。
ほんと、紙以上に簡単にスパッと切れました。大丈夫かいな。
続いて、(2)の斜めになった部分のカットです。
幅1.5m×3mの生地を使って、2枚切り出しました。
切ってみて、もう少し斜めの部分をシャープにしたいなと思い、設計図より10cm短かくしました。
こんな感じになりました。
縫い合わせする前に、端切れを使って、家庭用ミシン(針16番)でどこまでできるかテストしてみました。
本体生地のタイベック自体は薄いのですが、ターポリンが分厚いので心配でしたが、重ね縫いしても、何とか大丈夫そうです。
(1)のパーツと(2)のパーツをつなぎ合わせる方法は、ご丁寧にスノーピークのサイトに掲載されていました。
これを参考にしますよ。
出典元:スノーピーク オンラインストア https://store.snowpeak.co.jp/page/11
生地どうしを織り込んで、ひたすら縫います。
ダブルステッチにします。
(1)のメインのパーツの尾根部分も両側から引っ張られたときの強度確保のために、こんな形でダブルステッチで縫い合わせました。
尾根の部分に芯が通るような形になるので、丈夫になると思います。
次に(3)のメインポールの接続用の補強パーツの取り付けです。
当初の予定では、三角形でしたが、見栄えも考えてひし形にしました。
ひし形のパーツの端を織り込んで縫ってから、取り付けました。
ターポリンは生地の滑りが悪いので、しっかり引っ張りながらやらないとうまく縫えません。
前後に取り付け完了!
次に(4)のサブの張り綱用補強パーツを縫い付けます。
8箇所の予定を6箇所に変更しました。
ターポリンは、ミシンの押さえが滑りにくいので、もう縫い目はぼろぼろですわ。。。。
あとから調べて分かったのですが、滑りにくい生地のときは、ミシンの押さえを「テフロン押さえ」に代えるといいらしい。
ふちどりをつけますよ。
生地の端の処理と補強、デザイン上のアクセントも考えて、「ふちどり18」を使います。
ただ、撥水性はありません。
いきなり縫うとずれそうなので、布用ボンドで仮止めしました。
あとは、ひたすら縫います。
ダブルステッチにしようかと思いましたが、あまり意味がなさそうなので、シングルにしました。
全周縫い終えました。
先が見えてきたぞ!
メインの張り綱用のポリプロピレンベルト(茶色)とサブの張り綱用のグログランテープ(オレンジ)を付けますよ。
カット部分の端をさっとあぶって処理します。
張り綱を結ぶDカンを付けて、ミシンで縫います。
このDカンは無くてもいいんですが、なんとなく付けてしまいました。
たしかスノピのタープに付いているものがあったと思ったので。。。
補強パーツの上に縫い付けます。
表面です。
裏面です。
表面と裏面のベルトの長さを代えて、縫い付けています。
これもスノピを参考に。
縫い目は凝視しないように!
ジーッ (@ ̄_ ̄) ・・・・・
4角の張り綱用のベルトを取り付けます。
ポール用の穴をハトメを使って作ります。
ハトメパンチがあれば簡単です。
4角のハトメを取り付けます。
4角以外の辺の部分の補強パーツのところは、ハトメのみを付けました。
ここにもポールを指したり、張り綱を付けたりします。
おおむね完成です!!
いよいよ作業も終盤です!
「TakasanCamp」のロゴマークを入れますよ。
実はこのパートが一番悩みました。
どうやってロゴを幕に入れるか?
案1:アイロン転写用のシートで転写する。
案2:アクリル絵の具または布用のペンで画く。
案3:アクリル絵の具で、ステンシルのようにしてロゴを入れる
案1は、化繊用のアイロン転写シートを買って、試してみたら、生地が熱で縮んでアウト!
案3は、ロゴのデザインが細かすぎて、ステンシルの台紙を作るのが大変でアウト!
現実的には案2しかありませんが、ロゴのデザインを幕の生地にどうやって写すかが課題。
これまたググって見つけました!
ダイソーのマーキングチャコ!
このマーキングチャコを生地の下に敷いて、上から図版をペンでなぞると、生地に写されます。
プリンターで図版を反転させて印刷して、幕の裏面にマスキングテープで貼り付けます。
幕の生地の下にはマーキングチャコが敷いてあります。
図版の上から、ボールペンでデザインをなぞりますよ。
すると、表面にこんな風に、デザインが写しこめます!
そして、このために購入した「くれたけのファブリカラーツイン」です。
布用のマーカーで、細字がかけるペン先と塗りつぶしなどがしやすい筆状になっています。
にじみも少なく、洗濯での色落ちも少ないとのこと。
洗濯することはないけど、雨に濡れるのは洗濯と同じだからね。
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このマーカーを使って、マーキングチャコで写したデザインに沿って、描いていきます。
りんもお手伝いしてくれました。
失敗は取り返しがつかないので、ゆっくり、丁寧に画き画き、塗り塗り。。。
ぐはっ!やばい!間違えた!
・・・(゚_゚i)タラー・・・
「a」を見比べてください。
遠目で見る分には分からないだろうから、まあいいか。
かなり時間がかかりましたが、何とか両側にロゴを描きました!
ここまで来れば、完成まじか!
メインのロゴマークとは別に、タグを付けますよ。
これにはアイロン転写シートを使います。
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ダイソーで買った、ネーム付け用の布シールに、アイロンでロゴを転写して幕に縫い付けます。
どこに付けるか悩みましたが、前方のコーナー部分に取り付けました。
よし、これで完成!
ではありません。
まだ、縫い目からの雨漏り防止のために、シームシーラーを塗らないといけないんです。
このSILNETを塗りますよ。
シリコンナイロン素材専用補修剤ギアエイド GEAR AID シルネット 12172 |
ペタペタと縫い目を埋めるように塗りますよ。
3時間ほど乾燥させれば、完成です!
ヘ( ̄▽ ̄*)ノ・ ・.♪ヒャッホーイ♪.・ ・ヾ(* ̄▽ ̄)ノ
いや~長い道のりでした。
重さを量ってみました。
692gです!
さすがタイベック!軽いなあ~。
補強部分のターポリン生地が結構重いので、素材を変えれば本来もっと軽くできるはず。
余った生地で収納袋も作りましたよ。
収納袋に入れると、728gです。
初めてにしては、まあまあのできでしょうか。
次はいよいよ試し張りをししてみますよ。
試し張り編はこちら>>>